くせ毛は大きく分けて4種類だということをご存じですか?
くせ毛の強さによって特徴が異なり、扱い方や悩みも違います。
くせ毛の種類や特徴を知ることで日々のスタイリングや対処方法が分かります。
驚いたことに日本人の約9割はくせ毛と言われています。残り1割は直毛と言われるくせが無くまっすぐな毛質です。
「くせ毛」と言っても種類があり、それぞれの特長によって髪型への影響が違います。
そこで、くせ毛の種類を4種類に分けてイラスト付きで解説していきます。
くせ毛は4種類から判断します!くせ毛診断

くせ毛の種類は大きく分けて4種類になります。
- 直毛
- 波状毛
- 縮毛
- 連珠毛
くせ毛の種類はくせの特徴と強さで4種類に分類されます。
くせ毛とはくせがあることが前提ですが、くせが無い直毛もくせ毛の1つとして分類しています。
毛髪の全体がくせ毛の人もいますが、部分的にくせ毛の人もいます。
例えば前髪だけがくせ毛など。全体ではなく部分的にくせ毛で悩んでいる人もいます。
くせ毛で扱いづらくて悩んでいる人が多いですが、くせ毛の特徴を知ることで扱い方や対処方法が分かります。
ここからはくせ毛と付き合いやすくするために、それぞれのくせ毛の特長について解説していきます。
直毛・ちょくもう

ポイント
- とてもまっすぐな髪質
- 艶があり整っている
- コテで巻いてもすぐに取れてしまう
- ボリュームが出にくい
- まっすぐなので変化が欲しい
とてもまっすぐでくせがつきにくく変化を持たせにくい髪質のことを直毛と呼びます。
毛根からまっすぐ生えてくることでうねりも無くくせがないのが直毛です。
毛根が曲がっていたり歪んでいると毛がゆがんでしまうので、髪にうねりがでてしまいます。
うねりがでないことでまっすぐな髪質なので艶もあり、くせがないのが特徴です。
くせ毛の人からしたらとても羨ましいとされる髪質ですが、コテで巻いてもすぐ取れてしまうのでスタイリングが難しい髪質でもあります。
ボリュームが出にくいのでぺったんこになりやすい。
まっすぐな事に飽きているのでパーマなどで変化をつけたいなど。
くせがないことが悩みという髪質が直毛です。
波状毛・はじょうもう

ポイント
- 緩い波状のくせ
- 毛先がハネてうねりが目立つ
- 髪質によってはボリュームが出てしまう
- ブローやアイロンで伸ばせばまっすぐにできる
- ストレートパーマで落ち着かせられる
- カットによってはパーマのような髪型になる
波状毛とは緩く波打つようなくせ毛のこと。
緩いうねりが出るのが特長で、髪質が硬かったり太かったりするとボリュームが出やすくなるくせ毛です。
伸びてくると毛先にうねりがあるのでハネてしまうこともあり、広がりやすく扱いにくい髪質の人もいます。
うねりがあまり強くないくせ毛なので、ブローやストレートアイロンなどで伸ばすことであつかいやすくできます。
くせがゆるいのでスタイリング剤でセットすることでパーマみたいなヘアスタイリングをすることもできるくせ毛です。
日々のブローやスタイリングが難しく感じる人は、縮毛矯正でまっすぐに伸ばす方法もあります。
ですが、縮毛矯正をするとペタンコになってしまうのでは?
とお悩みの方は、ストレートパーマで緩く伸ばしてあげることをオススメします。
波状毛とはくせ毛の緩さを活かして、動きのあるパーマ風の髪型にできるくせ毛です。
縮毛・しゅくもう

ポイント
- 縮れていてとても膨らみやすい
- キューティクルが少なく乾燥しやすい
- とても傷みやすい
- ブローやストレートアイロンで伸ばしても、くせが戻りやすい
- うねりが細かいので、カットだけでは対応しずらいこともある
- 縮毛矯正でしっかり伸ばしてボリュームを抑える
縮毛とはくせのうねりがとても細かく、毛が重なり合って広がってしまう細かいうねりがあるくせ毛です。
うねりが強いことでキューティクルが少なくなり、乾燥しやすく傷みやすいのが特徴のくせ毛。
細かいくせが重なり広がりやすいので扱いが難しく、スタイリング剤でもヘアセットでまとめるのは困難です。
髪の毛にコシがないのでブローやストレートアイロンで伸ばしてもキープできず、くせがまた出てしまう。
特に雨の日など湿度が高い日はくせが戻りやすく広がりやすくなってしまいます。
カットだけでは広がりを抑えられないので、縮毛矯正でくせ毛を伸ばし扱いやすくすることで日々のストレスもなくなり過ごしやすくなります。
捻転毛(ねんてんもう)・連珠毛(れんじゅもう)

ポイント
- もろくて切れやすい繊細なくせ毛
- 毛が膨らんだ部分と細くなった部分が交互にある
- 細かいくせ毛
- 手触りがゴワゴワ
- くし通りや指通りがわるく引っかかりやすい
捻転毛・連珠毛とはくせがとても強く細い毛質をしていて、コシがないので切れやすいくせ毛です。
髪の太さが均一ではなく、太い箇所と細い箇所がありデコボコしているので指で感触がわかる髪質。
肉眼では見えないほどの細かいうねりがありねじれているので、毛先だけでなく途中で切れやすいのも特徴です。
髪の毛にコシもなくデコボコしているので、くしでとかしても引っかかりやすく指通りもあまり良くないくせ毛です。
縮毛矯正で細かいくせを伸ばすことであつかいやすくなりますが、髪が細いので傷みやすいので注意が必要です。
縮毛矯正の薬剤の中には強くて傷みやすいものもあるので、傷んでさらに切れやすくならないようにする技術が必要です。
繊細な縮毛矯正の技術が必要なくせ毛なので、美容院選びには十分比較してから選びましょう。
くせ毛は遺伝?
くせ毛の人のほとんどが両親や祖父母の遺伝子の影響を受けています。
赤ちゃんや子供の頃と髪質が変わったと感じる人が多いですが、成長とともに柔らかい子供の髪質から大人の髪質に変わります。
成長の過程で髪が太くなりくせ毛に変わる人もいれば、変化がない人もいます。
くせ毛は坊主にしたらなってしまった、短く切ったことでくせ毛になったということはほとんどありません。
毛根から生えてくる髪質に変化が起こることはほとんどないので、遺伝によって毛根の向きや形は決まってしまいます。
くせ毛の改善方法
くせ毛の改善方法は頭皮マッサージが有効です。
くせ毛とは毛根の向きや形によってうねりやねじれがでてしまってくせ毛になってしまうので、毛根の向きを改善することが重要です。
毛根の向きや形を改善する方法は、頭皮マッサージを続けることで頭皮を柔らかくしましょう。
ただし、すぐに効果がでるものではありませんので継続することが重要です。
くせ毛の種類まとめ
くせ毛は大きく分けて4種類あります。
- 直毛
- 波状毛
- 縮毛
- 捻転毛・連珠毛
くせ毛の強さによって扱い方や特徴があるので、対策方法も違います。
くせ毛は遺伝によるものなので後天的になることはほとんどありません。
家系でくせ毛の人がいる場合は遺伝することがほとんどです。
ですが、頭皮マッサージを継続することで改善する可能性があります。
どうしてもくせ毛を改善したいという人は頭皮マッサージをしてみてくださにね。
くせ毛には種類がありますが、あなたのくせ毛はどの種類にあてはまりましたか?
特徴や対処法が違うのであなたにあったくせ毛との付き合い方はどうしたらいいのか、参考になれば嬉しいです。
くせ毛が気になる人は、こちらも参考にしてみてくださいね。